ヤンゴン

 シュエディゴンパゴタ
 別の角度からのパゴタ

  この町で最初に目に付き、そして案内されるのはシュエディゴンパコタだと思う。町の中心の小高い丘の上に作られたバゴタは、その名の通り黄金色に輝いて人を魅了する。またそのスケールの大きさにも圧倒される。ヤンゴンの人口は500万人と公認されているが、実際にはその3倍はいる,と言う人もいる。、ミャンマーの首都でもあり、また一番大きな都市であったが、昨年より首都はネーピードーにとって変えられた。ネーピードーの昔の名前はピンマナーだ。ヤンゴンの町を歩くと、歩道にたむろする人の多さに、まず圧倒される、最近は都市部でのクラクションを禁止されているせいか以前よりは静かになったが、車が古いせいかエンジンをふかす騒音は相変わらず煩い。しかしその騒音も街の活気の一部には違いない。以前はどこでも好きな場所を横断する歩行者、込み入った場所をスピードをあまり落としもせず走り抜ける車、交通マナーの日本とのあまりの相違に圧倒されたが、最近は横断の取り締まりも厳しくなって、うっかり横断歩道でないところを渡ると捕まることもある。夕方になると歩道は露店で埋め尽くされ、歩道を歩くことが困難になる。勢い車道の端を歩くことになるが、なれない異邦人はその方が歩きやすい。この身動きも出来ないほど混沌としたところがヤンゴンの魅力なのだろう。ボジョマーケットに行けばミャンマー中の品物が見られ、地方まで行く必要がない。広くて店も多いので、たいていの品物はここで揃う。多少地方より値段は高いが、現地まで行くことを考えれば安いもので、帰る前日ぐらいに、お土産はここで買う方が便利でお勧めだ。バンコックのように公然としたナイトスポットは無いけれど、大抵の高級ホテルにはディスコがあって、責任は取らないけど、一寸したアヴァンチュールも楽しめる。カンドウジホテルで毎日やっているミャンマーの舞踊のショーも、良い思い出にはなるかもしれない。釣りを楽しみたければ、昼間ならカンドージ湖で500チャット払って楽しむことも出来るが、蚊が多いので注意は必要だ。私はやらなかったが地元の人が鯉を釣るような仕掛けで、大きななまずの一種をかなり釣っていた。夕方、湖の中にある店が始まると、釣った魚も料理もしてくれるらしい。本格的な釣りを楽しみたければ海に行けば良い。案内を頼んでも、捕まるから駄目だと断るミャンマー人も多いが、彼らの誤解で、密漁と趣味の釣りを混同している人が多い。現地のガイドに確認したが、趣味でやる釣りぐらいは構わないそうだ。動物園もあり動物の種類は相当なものだったが、管理が余り行き届いてないようで動物達が少しかわいそうな気もした。虎の檻では係員が1000チャットの肉の代金で、目の前まで虎を呼んでくれた。相当暑いのだろう虎が池で水浴している珍しい風景も見られた。象の背にも乗せて動物園を巡回する観光用の象使いもいて象に乗ることも出来る。ポートタウンパコタの池では、スッポンが数え切れないくらい甲羅干しをしていた。そのすっぽんを見てすっぽんの雑炊を食べたくなったのは、私だけなのだろうか。そこから船に乗ってイラワジ川の反対にも渡ることが出来るのだが、治安があまり良くないので観光客には勧められない。 

 カンドウジホテルのディナーショウ。
えさを投げるとなまずが凄い勢いで浮き上がってきた。
 カンドウジ湖で魚を釣っていたビルマ人
釣った大きななまずを見せてくれた。
ヤンゴン市外の雑踏
動物園の中を乗せて案内してくれる。
気お持ちよさそうに水浴びする虎暑かったのか水の中からなかなか出てこなかった。
ヒンズーの屋根と言わず壁と言わず奇妙な像に埋め尽くされた建物。

 

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