カロー

 カローはインレー湖、タウンジー方面に陸路で向かう途中の山を登りきった所にある大きな町だ。何時間も悪路に揺られて最初に目に入る町だけに印象が深かった。最初この街を見たときタウンジーに着いたのかと思ったのだが、タウンジーは盆地を挟んでこの山の反対側の頂上付近にあると説明を受けた。この町もメイミョやタウンジーと同じで避暑地として発達してきたらしい。小奇麗な洋館があちこちに見られた。道路も良く整備されていて、両側の並木には美しい花が咲いていた。町の人に聞いてパゴタと何とかロックと言う場所に向かった。パゴタは取り立てて見事と言うほどのものではなかったが竹で作られたと言う仏像には少し驚いた。顔形も少しシャン地方の物にしては変わっている。そのパゴタと反対の山の斜面を20分ほど車を走り登らせると切り立った断崖の上に見事な岩が突き出していてその岩の上に豪華な洋館が建っていた。中に入ろうとすると立て札を見たドライバーから制止された。軍の誰か偉い人の持ち物になっていて公開されていないとのことだ。仕方が無いのでワザワザ来たのだからせめて写真だけでもとカメラを向けるとそれも止められた。軍人関係者の家は写真を撮ってはいけないそうだ。逮捕されることもあるというのであきらめざるを得なかった。

カローの町
カローの大通り
変わった姿の仏像
カローで見たお墓
町の外れの山間の集落
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